大勢で飲み会していると、ふと自分に不利な話になっているときがある。以前大学のサークルの同期で飲んでたんだけど、まさにその状況に陥った。しかも話の内容は「おれの好きな人」…
こうゆう話で盛り上がるのは中学生までかとおもいきや、大学五年生(社会人一年生、院生、留年etc.)は本気で食い付く。
そんなこんなで大騒ぎした帰りに終電で一人でふと「おれは今バイオリンを愛してるのだろか…」と考えてしまった。
今まで愛してなかったわけじゃないけど、より一層愛してみようか。ただ愛すだけじゃ駄目だ。その愛を相手に伝えなければ…
まず名前を呼んでみよう。
「おーい、○○(Vnの名前)」
「なに??」
「なんでもない。ただ呼んだだけ」
「もぅ♡」
…ってな幸せカップルを演じてみよう☆
ん…??
名前なんだっけ??
おれの楽器はストラディバリのコピーで、本物の方は『フランチェシカ』って名前らしいけど…
コピーの場合名前もコピーされるのかな??
クローン人間の場合はどうなるんだろ?本人が死んでたら同じ名前でもいいかもしれないけど、『フランチェシカ』の場合本人がまだ御健在だし…
うーん(--;)
よしっ!!
『フランチェシ子』で☆
和洋折衷のいい名前だ。
名前も決まったし二人の愛を育むことに。
「おーい、フランチェシ子☆」
…
……
「フラン…チェシ子…?」
…
…… フランチェシ子は名前が気に入らないのかおれが気に入らないのか一向に無視!?寝ている親を起こさないように小声で呼んだのがマズかったか…
その後の練習でフランチェシ子がいい音になった訳でもなく、今日もフランチェシ子とおれの友達以上恋人未満は続く…
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