今日は久しぶりの演奏会…というか音楽祭。
サマーミューザの神奈川フィル。
プログラムはオールバーンスタイン!
歌劇「キャンディード」序曲
独奏バイオリン、弦楽、ハープと打楽器のためのセレナード
ミュージカル「ウェスト・サイド・ストーリー」からの「シンフォニック・ダンス」
金聖響と神奈フィルのコンビは初めて聴くことになった。
オールバーンスタインプログラムという事もあり、本当に楽しい演奏会だった。しかし感動したのは中プロの「独奏バイオリン…」。神奈フィルのコンマスである石田さんがソロを弾いていたのだが、曲の盛り上がりと共にジャンプする!!そしてもちろんジャンプによる演奏の乱れは(おれが感じる限りでは)無い。
指揮者では時々みかけるが、跳び跳ねるソリストは初めて見た。
感動したのは、ジャンプにも乱れない演奏よりもジャンプ自身にある。
ソリストとジャンプの組み合わせはタブーのように感じてきたが、音楽を体で感じる表現方法としては最高であった。しかも2000人近く収容するホールでの表現として特に重要であると感じた。
最近暴れながら演奏する事を恥ずかしいと思い始めたおれだが、暴れる事を目的とするのではなく、音楽の表現として、特にライブでは体を使った表現の重要性を認識した。
「独奏バイオリン…」は他の二曲よりも少し「ゲンダイ音楽」的な所がある。サマーミューザ+シンフォニックダンスの効果で来た、クラシック初心者にも良い影響を与えたと思う。
演奏も普段からポップスをやりなれている神奈フィルだけあってノリの良い演奏。シンフォニック・ダンスの途中でアンサンブルの乱れを感じたが、曲の盛り上がりを冷ますような感じではなく、勢いを感じた。
休憩無しの演奏会だったが、二曲目のセッティングが大変らしく、二曲目前後の曲間で少し時間がかかった。しかしそれに気づいた金聖響さんが二曲目後に少しトークを挟んできた。そこで石田さんと仲良しであることをアピール。いろんな所で仲が悪いと噂になってるらしい。
とにかく、1000円というのが信じれない位楽しい演奏会であった。
つぶやき…
サマーミューザのプログラムは分厚く読み応えがあって好きである。今回プログラム中のコンサートマスターの説明欄に『一人だけアクションが大きいことがある』という記述を見つけました。